車が入院しました。
かじです、こんにちわ。
先日、柄の修理を出したお話をしましたが、刀屋より電話がありました。
刀屋:「かじ先生の御刀ですが、切羽も換えた方がよろしいと思いますが」
(先生って呼ぶのはもう決まり文句っていうか挨拶ですね・・・)
かじ:「え、今の使えませんか?」
刀屋:「新しく合わせたほうが後に不具合でませんもので」
刀屋:「だいたい25000円ぐらいになります」
かじ:「・・・・はぁ、おねがいします」
という具合です。断るに断れないですねぇ。
切羽で25000円?と思いきや、見積書が送られてきたら
「はばき追加」と書いてありました。
なるほど納得
はばきもしっかり職人さんが作るんですね。
はばき作成工程
・はばき地金を切り出す
金属の延べ板から刀の寸法に合わせて切り出す作業
・地金を鍛え、ねばりを出す
刀を鍛えるのと同様に、地金を鍛えます
・刀の棟の形に折り曲げる
・仮中心(かりなかご)に合せて、さらに鍛練する
仮の中心に取り付けてまた鍛えます
・のみ込み部分を削り取る
のみ込み=刀の峰に当たる部分です。
・刀の部分にあたるところを蝋つけ
溶接みたいなもんだと思います
・表面のヤスリかけ
・力金の部分を整える
刃の方かと
・上蓋(うわがい)、下蓋(したがい)の調子を合わせる
上蓋:はばきの峰の方
下蓋:はばきの刃の方
・実際の刀に調子を合わせる
この作業を手作業でやったら25000円は軽くかかりますね。
はばきってあんまり個性でないから何ですが、細かいところまで手がかかりますね。
柄、鞘 納期2ヶ月、時間もたっぷりかかります。