第88話 神社とお寺

88話で締めくくるのがキリがいいですね。
ってことでこれで今年最後です。

今回はちょっと難しいです。

天皇家伝来の三種の神器の一つ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の話で、
神社とお寺の関係についての一部をお話します。

●平家物語 一部抜粋

伊弉諾(いざなぎ)・伊弉册尊(いざなみのみこと)は、國をば天照大神に譲り、
山をば月読命(つくよみのみこと)に奉り、海をば蛭子領じ給へり。
素盞鳴尊(すさのおのみこと)は、「分領なし」とて、御兄達と度々合戦に及ぶ。
これに依て不孝せられて雲州へぞ流されける。
さて、天照大神は日本を譲り得給ひながら、心の任(まま)にも進退せず。
第六天の魔王と申すは、他化自在天に住して、欲界の六天を我が儘に領ぜり。
然も今の日本國は六天の下なり。
「我が領内なれば、我こそ進退すべき処に、この國は大日といふ文字の上に出で来る島
なれば、仏法繁昌の地なるべし。
これよりして人皆生死を離るべしと見えたり。
されば此には人をも住ませず、仏法をも弘めずして、偏に我が私領とせん」
とて免さずありければ、天照大神、力及ばせ給はで、三十一万五千載をぞ経給ひける。
譲りをば請けながら星霜積りければ、大神、魔王に逢ひ給ひて曰く、
「然るべくは、日本國を譲りの任(まま)に免し給はば、仏法をも弘めず僧・法をも近付けじ」
とありければ、魔王心解けて、
「左様に仏法僧を近付けじと仰せらる。とくとく奉る」
とて、日本を始めて赦し与へし時、「手験に」とて印を奉りけり。今の神璽とはこれなり。

要は、天照大神が神社に僧侶、法(ここでは仏法のこと)を近づけない代わりに日本を譲り受けたってことです。
第六天の魔王っていうのは、難しいことはここでは触れませんが、欲界の王で、そんなにいい奴ではありませんでした(過去形です)。

古くは日本の神と仏は別々ですが、途中で神は仏の権化ってことになって
そしてまた分かれて現在ではほとんどみんな興味ないみたいになってます。
その辺はいろいろ書くとまたいろいろなんでやめておきます。

町居剣、今年最後の会食でのお話の続きでした。

良いお年をお迎えください。(2回目かな)

 

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