まだまだ佳境です。
かじです、こんばんわ。
お約束通り「義」です。
やっぱり難しいです。
辞書を調べると以下のようになっている。
1 儒教における五常(仁・義・礼・智・信)の一。人として守るべき正しい道。道義。
2 道理。条理。
3 意味。意義。「読書百遍(ひゃっぺん)―自(おのずか)ら見(あらわ)る」
4 教え。教義。
5 血縁上のものでない義理の関係。「―を結ぶ」
1にあるように、義は論語に多く語られています。
●里仁第四より
「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。」
徳の高い人は全てのものごとを道義に適っているかどうかという点から考える。
品性が無い小者は、全ての物事を損得の面からしか考えず、自分の利益だけを考える。
●為政第二より
「義を見てせざるは、勇なきなり。」
人の道として当然行うべき事と知りながら、これを実行しないのは勇気がないというものである。
●武士道の義(参考 新渡戸稲造)
武士道で最も厳格な徳目は「義の精神」とされる。
「義」とは、打算や損得のない人間としての正しい道、すなわち正義を指すものである。
武士はこの「義」を武士道精神の中心に据え、これを踏み外した者は卑怯者とされた。
武士道の基本は「フェア・プレイ」の精神である。
フェア・プレイの根源とは「義を貫く」ということであり、武士は例え戦いに勝ったとしても、不正な行為をして勝った者は賞賛されなかった。
義はわれわれ日本人に馴染みが深いものです。
武道を志すものとして、義を踏み外すことは許されないことですね。
衛霊公第十五
子曰く「未だ徳を好むこと、色を好むがごとき者を見ざりなり。