第54話 義

まだまだ佳境です。
かじです、こんばんわ。

お約束通り「義」です。
やっぱり難しいです。

辞書を調べると以下のようになっている。

1 儒教における五常(仁・義・礼・智・信)の一。人として守るべき正しい道。道義。

2 道理。条理。

3 意味。意義。「読書百遍(ひゃっぺん)―自(おのずか)ら見(あらわ)る」

4 教え。教義。

5 血縁上のものでない義理の関係。「―を結ぶ」

1にあるように、義は論語に多く語られています。

●里仁第四より
「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。」
徳の高い人は全てのものごとを道義に適っているかどうかという点から考える。
品性が無い小者は、全ての物事を損得の面からしか考えず、自分の利益だけを考える。

●為政第二より
「義を見てせざるは、勇なきなり。」
人の道として当然行うべき事と知りながら、これを実行しないのは勇気がないというものである。

●武士道の義(参考 新渡戸稲造)
武士道で最も厳格な徳目は「義の精神」とされる。
「義」とは、打算や損得のない人間としての正しい道、すなわち正義を指すものである。
武士はこの「義」を武士道精神の中心に据え、これを踏み外した者は卑怯者とされた。
武士道の基本は「フェア・プレイ」の精神である。
フェア・プレイの根源とは「義を貫く」ということであり、武士は例え戦いに勝ったとしても、不正な行為をして勝った者は賞賛されなかった。

義はわれわれ日本人に馴染みが深いものです。
武道を志すものとして、義を踏み外すことは許されないことですね。

衛霊公第十五
子曰く「未だ徳を好むこと、色を好むがごとき者を見ざりなり。

 

第53話 竹刀と五倫五常

まただいぶ間が開きました。
ほんと、忙しかったです。
かじです、こんにちわ。

ちょっと前に袴の襞について書きました。
五倫五常の事です。

実は、竹刀も五倫五常、五つの節があるようです。
そのうちの二つは柄に隠れて見えないようですけど。

もう一度おさらいしましょう。

●五倫五常
儒教に於ける、五つの基本的な人間関係を規律する五つの徳目を五倫といい、人が守るべき五つの徳目を五常という。

【五倫】
君臣の義:忠誠心
父子の親:親孝行
夫婦の別:男女の役割
長幼の序:年長者と年少者の間にある一定の秩序
朋友の信:友人の信義

【五常】
儒教に於ける、人が守るべき五つの徳目

仁:仁義・慈悲・誠意
義:道徳・義理・倫理
礼:礼儀・倫理的規範
智:知恵・認識・真理
信:信義・あざむかない・信ずる

町田居合道研究会 居合用語辞典より

今回はそれにちょっとプラスです。
【剣の五徳】
正義 : 正しい道理。人間行為の正しさ。
廉恥(れんち) : 心が清らかで、恥を知る心がつよいこと。
勇武 : 勇ましくて強いこと。勇猛。
礼節 : 礼儀と節度
謙譲 : へりくだること。謙遜

書いていて気づきましたが、五倫、五常、五徳、この三つに共通する漢字。
【義】
ですね。
深い意味がありそうな「義」
次回はこれで行きましょうか。

更新が遅くなりまして申し訳ない。

 

第52話 二刀流

ちょっと間が開いてしまいました。
疲れ気味です。かじです、こんにちわ。

11月3日 剣道全日本選手権が行われました。

その選手の中に二刀流の使い手がいらっしゃいます。
平成の宮本武蔵と新聞記事で取り沙汰されていて、今後の活躍に期待したいところです。

二刀流は剣道ではあまり見かけませんが、二刀の使用は大学生と一般に認めらています。
二刀は大刀と小刀からなり、男女ともに長さと重さに規定があります。これは一刀でも同じことです。
竹刀の規格は大刀は男女とも長さ114cm以内、重さは男性425g以上、女性は420g以上のものを用い、小刀は男女とも長さ62cm以内、重さは男性280~300g以内、女性は250~280g以内のものを用います。

竹刀の持ち方は、右手に大刀、左手に小刀を持つ場合を正二刀といい、左手に大刀、右手に小刀を持つ場合を逆二刀。
短い竹刀を持つ方の足を前に出します。
構えもいくつかあり、小刀を中段、大刀を上段に構えるのが多いかと思いますが、両方上段に構えるものなどもあります。

居合をやっている方は二刀流といえば二天一流を思い浮かべると思います。私はそうでした。
ちょっとGoogle先生に聞いてみたらそれだけではないようです。

寶山(ほうざん)流、心形刀流のほか、二刀を使う形が含まれる古流はいくつかありました。

子供のころにチャンバラやってて、二本持ってるほうが効率がいいと思って自然に二刀流にしたりしませんでしたか?
二刀流は出るべくして出現した形なんでしょうか。

子供の頃に剣道をやってて、二刀流を試させてもらったことがあり、一刀の先生にボコボコにやられた記憶があります。
稽古しろって事ですね。